TOPROC DRESS

AGUNES / KAZUKI SHIMIZU

飯を食う為のモノじゃなくて、生きてて一生ついてくるモノ。

人生において、自分が輝ける世界を見つける事はそう難しい事ではないのかもしれない。 好きな事を純粋に楽しむ。時にそれは、一番の近道となりえると言っても過言ではないだろう。 若くして“自転車”というツールを得た彼らは地元名古屋を離れ、今や日本を代表するプレイヤーとして活動している。 日本一というタイトルも獲得し、関東に拠点を置く今、彼らが想うこと。

SICKDUDE



Q.自己紹介をお願いします。

KAZUKI(以下K):清水一輝です。27歳です。平成4年。出身は愛知県の名古屋です。

AGUNES(以下A):中谷駿仁です。アグネスです。
チャリ始めた頃に同じ高校の友達でフミトって奴がいたんですけど、そいつにずっとアグネスって呼ばれてたのがきっかけです。

最初はBMXとか興味なくてやる気も無かったんですけど、そいつが俺のことアグネスって呼んでて。
勝手に呼んでやがんなと思ってたんですよ。
でもどんどん自転車が好きになってって、当時(高校生の頃)フミトはBMXのプロライダーやってたんすよね。
初めて会ったBMXのライダーが、プロ!みたいな(笑)
そんままの流れでアグネスって呼ばれ続けてますね。

Q.今どんな生活をしていますか?

K:仕事しながら、マウンテンバイクのダウンヒルやってる感じです。マウンテンバイクで山を下る競技なんですけど。
仕事はスケートパークで働いてて、スクールみたいな事もやってるんで教えたりもしています。
でも基本的には、掃除、受付とかですね。

A:僕もカズキと一緒のパークで働いてるんですけど、出勤したらまずパークに異常無いか確かめて、YOUTUBEで今日の曲みたいなやつ決めて爆音で流して(笑)
そっから珈琲淹れます(笑)
でもBMXの人口って今めっちゃ多くて、パークは結構平日でも利用者が多いですね。

K:そうですね、なんかジム行く感じで通ってたりする人もいますし、年齢層も幅広いです。
小学生とかもたくさんいますよ。

A:あとはBMXのパフォーマンスの仕事だったり、自分で主催して大会開いたりしてます。
でも8月いっぱいでそのパークは辞めて、東京に住もうと思ってます。

K:僕も12月とかで辞めようかなって思ってます。
まぁ簡単に言うと、僕は大会とかに出る選手って感じで、AGUNESはパフォーマンスとかのプレイヤーって感じですかね。

AGUNES / KAZUKI SHIMIZU

Q.ダウンヒル/BMXを始めたきっかは?

K:始めたきっかけは、父親ですね。
なんか仲間内でやってた山の中でやる2時間耐久レースってのがあって、ひたすら交代して走り続けるみたいな(笑)
でも早い人とかいないから競技的なやつではなくて、BBQとかしながら「次お前走ってこいよ~」みたいなノリでやってたらしいす。
それで、僕もそれに連れてってもらったりしてたんですけど、下るのはいいけど登るのが嫌で(笑)
そっから下るのばっかやってたら、どんどんどんどん好きになってったすね。
中学校くらいから本気でやりだしたっすね。

A:もともと家系がそういうの好きだったんですよね。叔父さんがカートとかやってて。
サーキットとかでやるやつですね。僕も連れてってもらったりしてたんですけど、ある日やらかしちゃって(笑)
子供の頃って棒の先っちょとかに火つけてたりして遊ぶじゃないですか?
僕そのサーキットでそれやってて、火を消そうと思って水に突っ込んじゃったら、それがガソリンで(笑)
ほんっとにきのこみたいな雲がでるくらい爆発させちゃって(笑)
死んだと思いました(笑)でも奇跡的に見傷で。。。
ド叱られたけど(笑)

Q.なぜダウンヒル/BMXをやっているの?

K:ん~、逆になんつーか、終わる時って無いかなって思ってて。
好きなものとかなんでもそうだと思うんですけど、飯を食う為のモノじゃなくて、生きてて一生ついてくるモノみたいな。
ライフスタイルみたいな感じなんで、別に終わる時ってのは無いと思ってます。

A:そうだね。飛べなくなったとしても、たぶんチャリには乗ってるもんね。

AGUNES / KAZUKI SHIMIZU

Q.怖くないですか?

K:怖くは無いですね~。

A:え、怖い時ないの?俺けっこう怖い時あるよ(笑)
ここ攻めるの怖いなー、けど出来たら超気持ちいいだろうな~って思う。
街とか出たら、全部新しいスポットなんすよ。技によっても変わってくるし。
僕はフレアって技が得意だったすね。
最近はみんな出来るようになってきたけど、当時は日本で出来るのは数人ってくらい難しい技でした。

Q.ダウンヒル/BMXのカルチャー(シーン)に関して教えて下さい。

A:盛り上がってると思います。歴史的にも長いですしね。

K:うん、BMXは特に今オリンピックの正式種目になって注目されてると思うっすね。

A:オリンピックってどっちかって言うと、光か影って言ったら光の方じゃないですか?
オーバーグランドとアンダーグランドじゃないけど、オーバーが伸びればアングラも伸びるみたいなイメージはあるな~。

K:ダウンヒルは色々と難しいっすね~。
って言うのも、まず物(自転車)自体が高くて。
だからそんな簡単には始めれないっていうのがあるっすね。
なんかBMXとか他の所から入ってきて、たまたま(マウンテンバイクと)出会って凄い好きになった人がやるものって印象ありますね。

やっぱダウンヒルはまだBMX程メジャーではないと思います。
街で乗れるものでもないし、山行かないと乗れないんで。
なんつーか、アウトドアを一つ面白くする為のツールというか、おもちゃというか、そんな感覚のものです。

AGUNES / KAZUKI SHIMIZU

Q.オリンピックについて。

A:僕は、、、好きなようにすればいいんじゃない?って感じですね。フリースタイルだし。
ごちゃごちゃ言ってんじゃねーよって感じです。
人それぞれでいいじゃんって。
やりたきゃやりゃいいし、やりたくなかったらやらんどけばいいだけの話だし。
でもカルチャー色が無くなるとかって言う人もやっぱいるっすね。

Q.ダウンヒル日本一位を取るまでの過程と、それに対して思ってたことは?今の心境は?

K:ん~日本一に確かになりたかったけど、なったところで何かが変わるわけではないし、なんつーか別にそこがゴールという感じではなかったです。
でもチャンピオンになると、次もやらなきゃ!みたいなプレッシャーとかもあってモチベーションも高くなったっすね。

でも僕それまで5年間くらいずっと2位で、なんで勝てないんだろう?って。
日頃の行いが悪いのかな?みたいな(笑)
いっつも、あとちょっとの差で負けてたんですよ。
だからこそ、日本一になった時の喜びはめちゃ大きかったですね。
あとは、ダウンヒルって結構機材とかの面でも必要なものがあって。
自分に合わない物だったら、どんどん機材を変えてって、自分に合うベストな状態を見つけて、ひたすら練習してくってのが大事なんですけど。
それがハマったってのもあるかもしれないっすね。

あとはガツガツだけやるんじゃなくて、もっと楽しみながらやった方がいいなって考え方にもなってきてたんで、それもハマったのかもしれないっす(笑)
色んな事がハマって日本一なれたって感じですね。

AGUNES / KAZUKI SHIMIZU

Q.ふたりはどこで出会ったの?どんな関係?

A:俺は結構何でも話せる奴って感じですね。
出会ったきっかけは、名古屋ですね。
昔バイトしてたタコ焼き屋の上で、系列店のお店やってたんすよね。
そこが俺らのスポンサーもしてくれてたんですよね。
隣にクラブとかもあって、10代の頃いつもそこに入り浸ってたんですよ。
したらある日、カズキがふらっとその店に来て、それこそフミトが連れて来たんですけど。
こいつマウンテンバイクやってる奴だからって紹介されて、女の子に話し掛けに行こうぜ~ってのが最初ですね。

でも、こいつマジでめちゃくちゃで(笑)
クラブで声掛けた子に無視されて、そしたら「てめー俺のこと無視してんじゃねーよ、このブスが!」とか言って(笑)
こいつ、やっば!!みたいな(笑)

K:いやー、そん時はもう怖いもの無しでしたから。
って言ってますけど、今じゃマジで恥ずかしいんで言って欲しくないネタです(笑)

A:だから出会ったのは10代の頃ですね。
でも今みたいに仲良くなったのは、パークに入ってからだと思いますね。
名古屋では一緒にチャリは乗ってなかったんで。

AGUNES / KAZUKI SHIMIZU

Q.海外と日本のシーンに対して想うことはありますか?

A:日本には日本のカッコよさがあると俺は思うっすね。
特にストリート、東京の街とか。
日本の街並みって結構特殊で、日本のビル街にしかないスポットだったり、日本のカッコ良さがあると思うっすね。
しかもそれが最近注目されてて、外人のライダーとかも日本にたくさん来てますね。

K:ダウンヒルは、国特有のスタイルは感じますね。
っていうのが、ダウンヒルって山を下るわけじゃないっすか?
で、ワールドカップに出るような選手とかが、日本のコースのことをKAMIKAZEスタイルって言うんですよね。
岩場とか木の根っことかがあったらジャンプとかもしなきゃいけないんですでけど、ジャンプも無しでひたすらスピードだして攻める、みたいな。
でも世界的に見ても、そもそもはそれが原点だったんですよね。
純粋に誰が一番早いか。
でも逆に、なんで日本のそれがそういうスタイルなのかって言うと、セーフティファーストというか安全にやれるっていうのがある感じしますね。

シーン的には、まだそんなに広まってはないと思いますけど、可能性は秘めてると思ってるっすね。
でもやっぱ波はありますね。
そんだけっす。

Q.ダウンヒル/BMX以外に興味があることはありますか?

A:めっちゃある俺!
まず、静岡来てサーフィン好きになったっすね~。超気持ちいいんすよ(笑)
浮いてるだけでも気持ちいいし、出来そうで出来ないあの感じがたまらんっすね。
なんかBMXと似てるんすよ、感覚が。

あとは、音楽も好きっすね。何でも好きです。

K:俺もAGUNESと一緒にサーフィンとかスノーボードとかも行ったりするんですけど、四季を楽しめるのは好きですね。

A:あとは、一緒に乗ったことない人ともっといっぱい乗りたいです。
BMXの中でもカルチャーショックみたいなのがあって、そんな乗り方するんだーとか。

Q.目指すところは?

K:自分がやってきた事で、自分が得た物ってあるじゃないですか?
自分はこう思う、とか。
そういうのをイベントとかを通して伝えられたらいいし、シーンももっともっと上がってけばいいなって思います。
でも今はまだまだ自分がプレイヤーとして楽しくやりたいっすね。

A:とりあえず、ずっとチャリに乗ってたいっすね。
夢は、、、自分の子供と一緒にチャリ乗りたいっすね。

AGUNES / KAZUKI SHIMIZU

Q.Toprocdressの印象を聞かせて下さい。

A:色んなシーンを盛り上げようとしてんだろうなーってのは伝わってきますね。
俺のイベントにも一つ返事で、いいよ!って言って協力してくれたし。

K:10周年のキャップに付いてたコンセプトみたいなの読ませてもらって思ったんですけど、コンセプトしっかり持ってやってるのってカッコいいなって思います。

Q.最後に一言お願いします。

A&K:いつもお世話になってるスポンサー各社(Delighted / Carhart WIP Japan / Oakley / DVO Suspension / Fuji Dream Airlines / LIFE MACHINE STORE / 興津螺旋 / Motocross International Ltd. / HARO BIKES / FIVESTAR BMX)様、ありがとうございます!!
あと、今後も全国動き回りますんで、僕らと出会ったら乾杯して下さい!
よろしくお願いします!!

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